鎌倉市職労とは

 当組合について

 鎌倉市職員労働組合(鎌倉市職労)は、鎌倉市(市役所・支所・図書館・保育園・クリーンセンターなど)に勤務する職員で構成される、地方公務員法に基づく職員団体です。戦後間もない1946年(昭和21年)に結成されました。

 鎌倉市職労は、市民の暮らしと命を守り、市民の皆様に喜ばれる市政を目指しています。そのために、政策の研究と提言をするとともに、職員が全力で仕事に取り組めるように、必要な人員や労働条件の確保など、さまざまな要求をしています。

 職員ひとりひとりが持つ権限は限られており、また雇用主である市当局に対しては弱い立場にあります。「労働組合」は、法律に基づいて対等に交渉し、市で働く職員の権利を守り、市民本位の仕事を実現するため必須の存在なのです。

 鎌倉市職労は、日本自治体労働組合総連合(自治労連)に加入して、全国規模での運動に協力しています。また、鎌倉労連に加入して鎌倉地域の諸団体との連携を図って市政の課題を共有し、憲法の理念と平和を目指す運動にも参加しています。

組合の拠りどころ

鎌倉市民憲章… 住民自治の確立と、市民生活の向上に努めています。

平和都市宣言… 自治体職員が再び「赤紙」を配らないことを念頭に、平和運動を進めています。

宣誓書… 職員は採用されるときに、憲法を尊重・擁護することを誓っています。


鎌倉市民憲章

 鎌倉は、海と山の美しい自然環境とゆたかな歴史的遺産をもつ古都であり、わたくしたち市民のふるさとです。

 すでに平和都市であることを宣言したわたくしたちは、平和を信条とし、世界の国々との友好に努めるとともに、わたくしたちの鎌倉がその風格を保ち、さらに高度の文化都市として発展することを願い、ここに市民憲章を定めます。

1 わたくしたちは、お互いの友愛と連帯意識を深め、すすんで市政に参加し、住民自治を確立します。

1 わたくしたちは、健康でゆたかな市民生活をより向上させるため、教育・文化・福祉の充実に努めます。

1 わたくしたちは、鎌倉の歴史的遺産と自然及び生活環境を破壊から守り、責任をもってこれを後世に伝えます。

1 わたくしたちは、各地域それぞれの特性を生かし、調和と活力のあるまちづくりに努めます。

1 わたくしたちは、鎌倉が世界の鎌倉であることを誇りとし、訪れる人々に良識と善意をもって接します。


平和都市宣言

 われわれは、日本国憲法を貫く平和精神に基いて、核兵器の禁止と世界恒久平和の確立のために、全世界の人々と相協力してその実現を期する。

多くの歴史的遺跡と文化的遺産を持つ鎌倉市は、ここに永久に平和都市であることを宣言する。

昭和33年8月10日鎌倉市

宣誓書

 私は、ここに主権が国民に存することを認める日本国憲法及び法律を尊重し、且つ、擁護することを固く誓います。

 私は、地方自治の本旨を体するとともに公務を民主的、且つ、能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として、誠実、且つ、公正に職務を執行することを固く誓います。

   年  月  日

職  氏 名 印

出典:鎌倉市職員の服務の宣誓に関する条例(昭和26年 条例第1号)

私たちの取り組み

 鎌倉市職員労働組合は非常勤・アルバイトを含めた職員の労働条件の維持・向上とともに市民の方々と市政を改善する取り組みもしています。神奈川では最低賃金裁判に取り組み、全ての働く人の賃金の底上げを訴えたり、また平和の取り組みとして8月には広島や長崎の原水爆禁止世界大会に参加したりしています。東日本大震災ではボランティア活動や募金活動も行いました。