日本国憲法施行から69年となる5月3日の憲法記念日には、各地で憲法に関する集会が開かれました。保土ヶ谷公会堂では、神奈川憲法会議が主催する「憲法改悪を許さない5・3県民のつどい」が開催され、組合からも役員1名が参加しました。集団的自衛権の問題などで憲法が関心を集める中、主催者の見込みを大幅に上回る710名が集まり、500部用意されていたという配布資料が足りなくなる盛況でした。また、毎年、市と鎌倉平和推進実行委員会で開催している「憲法記念日のつどい」では、今年はドキュメンタリー映画「いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜」の上映と海南監督の講演会が行われ、286人定員の鎌倉生涯学習センター小ホールが満杯となる大盛況でした。
日本の国の在り方を左右する憲法については、様々な議論があります。組合員の中でも、憲法改正の賛否は色々あると思われます。しかし、憲法が権力を規制するという立憲主義の考えから、日本国憲法は、大臣や議員を含む公務員に対して憲法尊重擁護の義務を規定しています。そのため我々職員は採用の際に、日本国憲法を尊重かつ擁護することを条例の規定により以下のように宣誓しているのです。このような時代だからこそ、改めて憲法を学び、住民の命と暮らしを守る仕事に生かしていきたいと考えます。
宣誓書
私は、ここに主権が国民に存することを認める日本国憲法及び法律を尊重し、且つ、擁護することを固く誓います。
私は、地方自治の本旨を体するとともに公務を民主的、且つ、能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として、誠実、且つ、公正に職務を執行することを固く誓います。
年 月 日
職 氏 名 印
出典:鎌倉市職員の服務の宣誓に関する条例(昭和26年 条例第1号)